Fiore 様 – 看板

看板 – A2 / 片面4色 / 光沢紙220kg / 1部
看板 – A3 / 片面4色 / 光沢紙220kg / 1部
看板 – A4 / 片面4色 / 光沢紙220kg / 1部
作業内容 – 原稿 / デザイン / 組立 / 塗装 / 印刷

毎度お世話になっておりますFiore様より看板製作のご依頼です。
「店頭前にメニューが無い」と言う事で製作することになりました。

ミナミとはいえ人通りが少なく少し薄暗い裏通り、
しかも一見メニューが良く分からない飲食店(ホームページは製作済みです)、となれば、
ご新規様には不安要素でしかありません。

あえてキャッチーな看板を出さないのも隠れ家的でとても良いのですが、ターゲットが女性メインのお店ですので、
一目でイメージが分かる看板は必須とも言えます。

今回は立案から設置位置、形状、デザイン含め、全てお任せでの製作です。
以前別件で無料で頂いたイーゼルが手元にあったため、これを使おうと思いイメージを膨らませます。
廃材等を使った看板は比較的コストも抑えれる上に、独特の風合いが楽しめ、
なおかつお店の個性も出せるので個人的にはオススメです。

こちらが頂いたイーゼル本体。傷だらけで見栄えが悪いです。
塗装剥げ、ぐらつき、受け部分が欠品しているなど、リペアが必要。
サイズ的にはちょうど良いので、まずは廃材を加工したりペンキを塗ったりと手を動かします。

構想を練りながら補強しつつ、ペンキを塗っている途中でデザインが思いついてきたのでフレームを買いに。
4つのデザインを製作し、同時に収めることにしました。

1つのイーゼルに4つも飾るのは変だと思われるかもしれませんが、必要な情報が大きく区切られるため、
看板1つに詰め込むよりも逆に読みやすく、パッと目につき斬新、そして「賑やか、暖かい、ワクワク(どれ食べようかな?)」
といった、今回表現したかった内容に合っているかなと感じました。

と言いつつも、この段階ではまだほとんど形が見えておらず暗中模索の状態。

真鍮フックや革紐を使い、各所を固定して全体のバランスを見ながら調整していきます。

イーゼルに穴を空け、受け部分を作り、高さ調整が出来るようになりました。
また、全体的に
大きなサイズとなるため、開店時、閉店時に出し入れがしやすいよう
分解して移動できるように組み替えました。

そして、ペンキが乾くのを待つ時間に、並行して紙面を製作していきます。
当然ですがここが一番肝心。サイズが決まればあとはいつものようにイラストレーターとフォトショップを使い、
設置後の状態をしっかりとイメージしながらお客様目線でデザインを組んでいきます。

紙面デザイン完成。さらっと載せていますがボリュームがあるため、思った以上に時間がかかってしまいました。
掲載内容をしっかりと情報を伝えたい、個性を出したい、パッと見で伝わる、美味しそう!
となれば、自由感のあるレイアウトとフォントのチョイスでしょうか。

メニューの画像がかなり良いので、デザインはポラロイド風をベースに暖かいイメージで。
以前製作した店内のメニューとフォントを合わせるなどして統一感を出しました。
細かいパーツも使い、かなり手描き感は出せたと思います。

出力し、フレームに入れて全体的なバランスがキマりました。
メインとなるメニューをセンターにA2サイズで、両サイドにはUber Eatsでの対応を開始したピザメニューをA3、
お店イチオシの河内鴨をA4、センター下部にお一人様大歓迎と配置。

納品完了。角度をつけているため、通りを歩いていると目につきやすい仕様です。
照明を点けてさらに集客パワーアップ。写真入りでメニューや価格、
店内の雰囲気を入店前に確認できるのはやはり良いですよね。

ちなみに受け部分はスプーンとフォークを突っ込み固定することにしました。
さりげなくイタリアンを主張。

大変残念ですが、後日酔っ払いに破壊されてしまったとの報告を受けました。
ミナミでは日々様々なトラブルが発生しており、他のご依頼でお伺いした
近隣の飲食店様、美容室様も看板を破壊されたと仰られていた事があります。

器物破損で警察案件ですが、まぁ犯人が見つかる事はまずないですね。
悔しいですがまた後日違ったものを製作することになりそうです。

やはり繁華街での看板は、デザイン以前に耐久性から考えなければなりません。
以前製作した手描き看板も被害に合わないか心配です。
木の暖かい質感が好きなのですが、大阪の繁華街ではどうやらお話にならないようで…。
今後は溶接のスキルなんかも身につけ、堅牢な看板も作れるようにスキルアップしていきたいと思います。

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